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PBXの価格相場を種類別で比較!少しでも安くする方法は?

PBXの価格相場を種類別で比較!少しでも安くする方法は?

無料通話サービスやメッセージアプリなど、企業間においても新たなコミュニケーションサービスが様々に利用される時代に差し掛かっています。しかし、現代においても電話を用いたコミュニケーションは非常に重要です。

 

特にオフィスにおいては、PBXは多くの企業によって採用されています。レガシーPBXからIP-PBX、そしてクラウド型PBXへと時代に応じて形を変えながら利用され続けているのです。

 

その中で「新規事業立ち上げに伴ってPBXを導入したい」「少しでも安いPBXを探している」と考えている方はいないでしょうか。

 

この記事では、各PBXの特徴や価格相場について解説していきます。価格を抑える方法も紹介していますので、今後の取り組みの参考にしてみてください。

PBXとは

PBX (Private Branch Exchange)とは、オフィスなどに設置している電話回線の交換機です。外線から発信された着信を内線に転送する、内線から外線への発信を制御する、電話音声をIP回線で利用できるデータに変換して会話するなど、拠点間の電話を一元管理する機能を持っています。

 

多くの企業においては、代表電話番号にかけることでPBXに繋がり、そこから内線へと転送される仕組みが採用されているでしょう。また近年では、クラウドを介して電話を転送するクラウドPBXなどもリリースされています。

 

PBXの種類

PBXはその登場以来、時代に応じて様々なタイプが誕生してきました。様々な業界によって用いられていますが、特徴や費用、増設の手間などは種類によって異なります。自社がPBXを導入する目的や費用に合わせて選定することをおすすめします。

 

まずはそれぞれの種類の特徴をつかみたいという方に、ここからは各PBXの特徴を具体的に解説していきます。ぜひ自社で取り入れる際の参考としてください。

 

レガシーPBX

レガシーPBXは、会社内に専用機器を設置し、電話同士を電話線でつなげて通信する方式のPBXです。その歴史は非常に古く、後に登場したPBXと区別をつけるために、遺産を意味する「レガシー」とつけられています。

 

初期のレガシーPBXは1890年に生まれました。一つの電話回線だけで複数の電話とやり取りを行うシステムとして登場したレガシーPBXは、その後に音声をデジタル化するデジタル電話交換機など、時代に応じて進化を遂げてきました。しかし、IP-PBXやクラウド型PBXの登場もあり、近年は導入する企業が減少傾向にあります。

 

レガシーPBXは、数十台~数百台、さらには数千台以上の内線電話が接続できる点が特徴的です。複数拠点の回線を1つのPBXにまとめられるため、利便性も非常に高く、中小企業から全国にまたがる大企業まで広く導入されています。

 

しかし、レガシーPBXは電話回線を利用して通話を行うため、設置する拠点間で内線を利用するための設定を行わなければいけません。また、専用機器を物理的に設置するため、レイアウト変更やオフィス移転の際には本体移動と環境再構築の手間が発生します。

 

一方で、利用にインターネット回線を必要としない点は、緊急時に非常に役立ちます。インターネットを使わずに内線・外線が使えるため、停電などの非常時にも活用できる通信手段として有用といえるでしょう。バッテリーを増設することで、一日程度であれば十分に利用可能です。

 

IP-PBX

IP-PBXは、電話機と社内LAN(IPネットワーク)を接続する方式のPBXです。レガシーPBXとの違いは、構成元となっているネットワークが、電話線であるか、インターネット回線であるかという点にあります。また、その種類は専用機器をオフィスに置く「ハードウェアタイプ」と、専用ソフトをインストールする「ソフトウェアタイプ」に分けられます。

 

ハードウェアタイプは、IP-PBXの専用機器を各拠点に設置して使うタイプです。社内で保護されているネットワークを使うため、セキュリティ性が高い点が特徴といえるでしょう。比較的通信も安定しています。一方で拡張性には欠けているため、接続する電話を増やしたい場合には別途機器の追加や交換などの必要が出てくるでしょう。都度コストが発生するため、オフィス移転を頻繁にする企業にはあまり向いていません。

 

ソフトウェアタイプは、自社サーバーにIP-PBX専用ソフトウェアをインストールすることで使えるようになるPBXです。ハードウェアタイプとは異なり拡張性に優れているため、回線やライセンスの追加が容易です。また、ソフトのアップデートの手間もほとんどかかりません。人数の増減が多い企業やオフィス移転を頻繁にする企業におすすめです。

 

パソコンと電話を連携させる機能を有しているIP-PBXもあるため、通話以外の機能面も充実しています。パソコンへの保存やサーバーへのバックアップなど、通話内容の保存に向いている点が特徴です。

 

クラウド型PBX

クラウド型PBXは、これまでオフィス内などに設置していたPBXがインターネット上で利用できるものです。

 

レガシーPBXや IP-PBXでは、導入にあたって機器の準備や設置工事が必要でした。しかし、クラウド型PBXはインターネット環境があれば、専用機器なしで利用可能なのです。従来は初期費用や通話料などが発生していましたが、クラウド型PBXは機器購入や設置が不要となるため、費用も手間も大きく抑えられます。オフィス移転も手軽に行える点が特徴といえるでしょう。

 

また、クラウド型PBXは社内のIP電話機の他、スマートフォンなどのインターネットに接続できる端末で利用できるため、運用の場所を選びません。近年の社会情勢によってテレワークへの流れが加速していますが、その流れを後押しするシステムです。コールセンターなどに勤めるオペレーターも一つの拠点に通う必要がなく、自宅にいながらにして業務にあたることができます。

 

PBXの価格相場

オフィスを構えて事業を行う上でPBXは欠かせない機器です。一度導入するとシステムの変更などは難しいため、導入前には検討に検討を重ねる必要があるでしょう。そのため、費用についても初期費用からランニングコストまで広く考える必要があります。

 

ここからは、レガシーPBX、IP-PBX、クラウド型PBXそれぞれの価格相場について、新品を購入する場合を想定して解説しますので、ぜひ導入の参考としてください。

 

レガシーPBXの価格

レガシーPBXの価格相場は、数百万円~数千万円ほどです。専用機器を設置する必要があるため工事費などの初期費用が高く、導入へのハードルは比較的高いといえるでしょう。以前は主流のPBXとして多くの企業にて導入されていましたが、現在は他のPBXの台頭もありニーズは低くなっています。

 

レガシーPBXの場合、拠点ごとにPBXを設置する必要があります。そのため、企業規模や拠点数によって台数が変動し、その数に応じて金額も変動するでしょう。台数や予算、必要な機能などを比較しながら導入するサービスを決める必要があります。

 

IP-PBXの価格

IP-PBX機器本体の価格相場は数百万円となっていますが、総額は接続する台数や回線容量、機能(ボイスメール、WEB会議など)によって変わってきます。多機能モデルや高機能モデルほど高額になる傾向です。

 

また、IP-PBXはインターネット回線を使うため、回線費用が発生する点も押さえておきましょう。その他、プロバイダ料金や契約するプランごとに月額基本料もかかります。

 

クラウド型PBXの価格

クラウド型PBXは、インターネット環境とパソコンがあれば初期費用はほとんどかからず、無料~数万円でスタート可能です。また、月額費用は数千円〜数万円ほどであり、多くのサービスでは保守管理費用やサポート費用が含まれています。

 

従来のPBX導入において発生していた機器設置や配線工事に費用がかからないのは大きな特徴です。定期メンテナンスの必要もないため、最大限にランニングコストを抑えて運用できます。

 

PBXを少しでも安く導入する方法

経営において重要な要素の一つは、いかに業務にかかるコストを減らしていくかです。PBXの導入時にも、機能性を担保しつつコストを削減する方法を考えていきましょう。

 

ここからは、少しでも導入費用を下げたいと考えている方に、PBXを安く取り入れる方法を解説していきます。

 

相見積もりをとる

相見積もりとは、複数業者から見積もりを取って費用やサービス内容を比較する方法です。相見積もりを取ることによって、市場と比べてサービス提供業者の価格妥当性が確かめられます。多くの業者に問い合わせすると管理しきれないため、3社ほどで比較しましょう。

 

業者によってサービス内容は異なるため、特徴やメリットなどの話をしっかりと聞くことをおすすめします。また、より費用を抑えたい際には、A社の見積もりをB社に提示して価格交渉をするのも一つの方法です。

 

中古製品を取り入れる

PBXの導入費用を安くするためには、専用電話機の中古購入も有効な方法です。中古電話機の購入費用はメーカーや機種、傷の有無などによって異なりますが、新品に比べて大きくコストを削減できるでしょう。

 

古ければ古いほど費用は下がる傾向にありますが、あまりにも古い場合には故障リスクも高まります。サポートも終了していることが多いため、できる限り状態が良い製品を購入しましょう。

 

条件が合えばクラウド型PBXにする

レガシーPBX、IP-PBX、クラウド型PBXの中でもっとも費用を抑えられるのはクラウド型です。レガシーPBXはニーズが下がっている、IP-PBXもクラウド型PBXに比べて費用が高額になりがちなどの点を考慮すると、クラウド型PBXの導入がおすすめです。

 

自社の導入目的や条件と照らし合わせて特に問題がないようであれば、クラウド型PBXを選ぶといいでしょう。

 

コストを抑えたいならクラウド型PBXがおすすめ

企業がオフィスを構えて営業を行っていく際には、PBXを導入して通話コストを抑えつつ効率的に業務を進める必要があります。新たに事業を開始する、オフィスを移転する際などは、PBXの新規導入やサービスの変更を検討してみましょう。その際は、費用をいかにして抑えるかという観点も忘れてはいけません。

 

できる限りPBXの導入費用を抑えたい方は、代表・支店番号、社用携帯などの電話業務をクラウドで一括管理できる「トビラフォンCloud」がおすすめです。現在使用している端末がそのまま使えるため、端末代、工事費などがすべて不要です。私用のスマートフォンでも、アプリを入れるだけで社用携帯として使うことができます。目的や用途に応じて様々な料金プランを用意しているため、PBXの導入を考えている方はぜひご検討ください

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