お話を伺った方：
代表取締役 君岡 真兵様

―はじめに、クイックス様について教えてください。

地面に打ち込む「杭」のインターネット通販業を営んでいます。一般的に想像される建物に使うような大きな杭ではなく、ビニールハウスや看板といった構造物を固定するための杭を販売しています。お客様のお困りごとに沿えるよう、実際の利用イメージが分かる写真を交えながらご紹介し、販売をしています。

―クラウド電話の導入には、どのような経緯があったのでしょうか？

トビラフォン Cloudの導入は、前職での利用経験がきっかけでした。当時、新しく建てた工場で電話対応のためだけに人を雇うのは非効率だと感じ、着信後すぐに出られない場合は本社へ自動転送する仕組みを構築するために、トビラフォン Cloudを利用していました。
現在は自ら会社を経営しており、以前までは他社のクラウドPBXを使っていましたが、細かい転送設定ができず、全ての電話対応を秘書代行に任せざるを得ない状況でした。しかし、電話に出られる時は自分で対応した方が効率的だと感じており、「まず自分に着信させ、数秒以内に出られなければ秘書代行につなぐ」といった柔軟な対応フローを実現する方法を考える中で、前職で使っていたトビラフォン Cloudを思い出し、現職でも導入することを決めました。

―トビラフォン Cloudを選んだ決め手は何だったのでしょうか？

価格が安く、機能も充実していたことですね。トビラフォン Cloudのほかに安価なサービスもありましたが、作成できるユーザー数に制限がありました。その点、トビラフォン Cloud は拡張性が高く、想像以上に多くの機能がそろっていました。標準搭載機能で十分な活用ができるので、オプションなどの追加費用をかけずに利用できる点も大きかったです。

―導入後、どのような効果を実感しましたか？

通話録音機能により、安心感を得られています。私たちが扱っている杭はさまざまな種類があり、太さ・長さ・数量・納品先などお客様に細かくお聞きする必要があるのですが、電話をしながらメモを取っていると、数字を間違ってしまうこともあります。でも、録音しておけば後から聞き返せるので、本当に助かっています。
迷惑電話が減ったのもうれしい効果です。以前までは多くの営業電話がかかってきていましたが、今は迷惑電話フィルタが自動で遮断してくれることが多いです。後から通話ログを見ると、「これほど多くの営業電話があったのか」と驚くこともあります。
発着信のデータをダッシュボードで見られるのも便利ですね。例えば月曜日は電話が多いと分かれば、その日は事務所にいるようにするなど、意識づけができるようになりました。
設定が直感的で、操作性にも非常に満足しています。電話のシステムとしては言うことなしです。

―実際に導入してみて感じるメリットはありますか？

最も感じたのは、コストパフォーマンスの良さです。
機能が充実している分、費用が増えるかと思っていましたが、トビラフォン Cloud導入後は秘書代行に頼らず自社でも直接電話を受けられるようになったので、結果的にはコストが下がりました。機能の幅が広がり、安心感も増したという意味では、すごくバランスの取れたシステムだと感じています。
電話の対応力向上という点では、自分の話し方のクセに気づけることも良かったです。通話録音データを聞き返すことで、「なぜこの部分だけ早口になるのか？」など、自分でも気づかなかったクセを把握できるようになりました。
大企業でしか使えないと思っていた高度な機能が、月額3,000円台で手に入ることは、非常に驚きでした。これまで使ってきた色々なシステムの中でも、導入して本当によかったと感じるシステムのひとつです。
さらに、既存の電話番号から転送する形で運用を始めれば、仮に運用が合わなくてもすぐ元に戻せるので、気軽に導入を試せるのではないかと思います。利用人数の制限もなく、月何万円以上からといった申し込みの縛りもないので、スモールスタートしやすいのも魅力ですね。