サイト内検索

新規事業の立ち上げに伴う新しい部署の作り方とポイントを解説

新規事業の立ち上げに伴う新しい部署の作り方とポイントを解説

新規事業の立ち上げは、企業にとって大きなチャレンジであると同時に、未知の領域でビジネスを展開する場合は一定のリスクも伴います。新規事業を立ち上げ、収益化して継続的に成長させるためには、しっかりと仮説検証を行い、不足しているリソースを集め、綿密な事業計画を立てる必要があります。新規事業を始める時に必要となる準備のひとつに、新しい部署の立ち上げがあります。

今回は、新規事業立ち上げに伴い、自社で新しい部署を作る際のポイントを解説します。

新規事業立ち上げの流れ

まずは、新規事業立ち上げの流れについて解説します。

市場の決定

新規事業を立ち上げる際には、まず市場の決定から始めます。新しく始める事業が、既存事業から派生させた市場か、異業種の市場か、未形成市場かを検討します。後者になればなるほど、新規事業立ち上げのリスクは高くなります。

市場性の算出

新規事業を展開しようとしている市場に十分な利益があるかどうかを検討するため、市場調査を行う必要があります。市場規模、市場の動向やトレンド、ニーズ、市場の成長性、顧客のペルソナ、競合他社、市場のライフサイクルなど、調査・分析する内容は多岐にわたります。突出したアイデアがあっても、市場で発揮できる価値が低ければ利益を出すのが難しくなります。

事業性の算出

事業性とは、将来にわたる事業の継続性や成長性を指します。新規事業が適切な利益を確保し続けられるのか、事業化する意義があるのかを検討しなければなりません。市場への参入意義の見極めや、事業価値と参入による影響の数値化などを実行する必要があります。

業務内容・フローの整理

業務内容やフローの整理をし、誰が、いつ、どのような業務を行うのかなど、具体的な内容を制定します。サービス提供時の顧客へのアプローチから契約までの流れも明確化します。具体的な事業内容、業務内容、サービスフロー、担当者は誰にするのかなどを策定しましょう。

リソースの確保

新規事業を行うためのリソース(ヒト・モノ・カネ・情報)を確保します。経営に必要なリソースのうち、何が足りていて、何が足りていないかを確認します。足りないリソースがあれば、どのように補うかを検討し、人材確保や設備投資、資金調達、情報収集など具体的な対策を行います。

新規事業に伴って部署を立ち上げる際のポイント

新規事業設立に伴って、組織の中で新しく部署を立ち上げることもあります。新たな部署を立ち上げる際のポイントをご紹介します。

部署のビジョンを明確に定める

どういった目的で部署をつくったのか、ビジョンを明確に定めておくことが重要です。新規事業をスムーズに進めるためには、部署のメンバーが共通したビジョンを持っておかなければなりません。共感する社員を部署に入れることで、目的を達成するためのモチベーション向上にも繋がります。

経験者を1人以上入れる

社内・社外に関わらず、新規事業立ち上げ経験者を1人以上部署に入れておくとよいでしょう。経験に基づいた意見や戦略策定は説得力を生み、部署の方向性も定まりやすくなります。部長・チームリーダーなどの役職を与えてマネジメントを任せることで、プロジェクトを牽引する存在となります。

経験者は、ミスや理想との乖離が多い部署立ち上げ期の課題を解決に導く方法を熟知した人が適任です。経験者がいない場合は、社内募集、未経験者の社内育成、立ち上げ専門業者への依頼、M&Aに伴う人材吸収なども検討するとよいでしょう。

メンバー一人ひとりの役割を定める

新しく立ち上げた部署には様々な目標、経歴、考え方を持つ人が集まります。それぞれが持つスキル、強みや弱みが異なるため、適切な役割を与えることが重要です。適材適所な配置をすることで、円滑なコミュニケーションや、各自のモチベーション向上につながります。チームをまとめる役割には、リーダー、主任、マネージャーなどの役職や呼び方を与える形も理想的です。

評価体制を構築しておく

人事上の評価体制を明確に構築しておくことが重要です。会社全体の評価制度の落とし込みでもよいですが、新規事業立ち上げへの参加にはある程度のリスクもあります。リスクを背負って参加する社員には、多少の優遇措置を準備することも検討するとよいでしょう。

他部署と連携する

新規事業の部署でまかなう範囲と、他部署に依頼する範囲を明確化し、ルールとして定めておくと、混乱を避け円滑に仕事を進められる可能性があります。他部署に任せた方が生産性が上がる場合は、無理に新規事業の部署で対応せず、依頼や連携をすることも考慮しておきましょう。

部署の電話番号をつくる

新規事業が軌道に乗り、顧客が増えてくると、部署宛の問い合わせの電話が増えます。問い合わせを逃すと、大切な商機も逃してしまう可能性があります。スムーズな顧客対応を可能とするために、事前に部署専用の電話番号を準備しておくとよいでしょう。新規開拓のための営業が多い場合は、顧客情報や通話内容などの営業管理がしやすいクラウドPBXなどのツール導入もおすすめです。

短期間でPDCAを回す

仮説検証は重要ですが、仮説検証こだわりすぎて市場参入のタイミングを逃すことは珍しくありません。タイミングを逃さないよう、まずは部署が担う事業を市場に出し、その上で短期間でPDCAを回すことが重要です。PDCAを回すことで、事業に対するメンバーの理解も深まり、課題も明確化されます。1日ごと、1週間ごと、1ヶ月ごとなど、定期的な振り返りの時間を設けるとよいでしょう。

新規事業失敗のリスクを抑えるコツは「事業撤退戦略」

新規事業は必ずしも成功するとは限りません。仮説検証や計画通りに進まない場合は「撤退」も選択肢となり得ます。判断が遅れると赤字が大きくなったり、会社全体の損失が大きくなったりしてしまいます。新規事業を始める際の計画に、事業撤退したケースの戦略も同時に立てておくとよいでしょう。

素早い新規の部署に立ち上げ貢献する「トビラフォンCloud」

新規事業立ち上げのポイントについて解説しました。

新規事業立ち上げには様々な準備が必要です。その中で重要な準備のひとつに、部署の電話窓口があります。新規事業立ち上げ時の電話には、限られた予算で、設備投資なくスピーディに利用できるクラウドPBXがおすすめです。

クラウドPBXの「トビラフォン Cloud」は、設備投資不要、インターネットから契約申し込みが可能で、スピーディに電話番号を開設できます。契約期間に縛りがないため、計画が変動しやすい新規事業の場合も気軽に使用開始できます。手持ちのスマホに専用アプリをダウンロードすることで、私用番号と別に社用番号が利用できます。外線・内線はもちろん、通話録音やIVR(自動音声応答)、社内での電話帳共有・管理も可能です。新規事業立ち上げ初期でも、問い合わせを適切に管理し、商機を逃さない仕組みづくりにつながります。

新規事業立ち上げ時の電話開設には、手軽に始められる「トビラフォン Cloud」をぜひご検討ください。無料トライアルも行っていますので、お試しください。

トビラフォンCloudのお問い合わせはこちら

SNSでもご購読できます。