新型コロナウイルスの流行により、世界中の「働き方」が大きく変わりつつあります。
この働き方の選択肢として大きな地位を得始めたテレワーク。
この機に経験された方や、聞いたことはあったけど身近に感じるようになったという方。
今回は、テレワークを通じて見えた「これからの働き方」について考えていきたいと思います。
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コロナ禍が及ぼした働き方への影響
新型コロナウイルス感染症拡大防止策において、39の県で緊急事態宣言が解除されました。(2020年5月14日現在)
これまでの間に在宅勤務などのテレワークを経験した方は多数いるかと思われます。
今まで二の足を踏んでいた企業もこの機に導入をされたのではないでしょうか。
この新しい働き方を通じて、コスト面に大きな影響を与えることにも気付かれたかと思います。
ツイッター社では、新型コロナウイルス流行終息後にも在宅勤務を継続する方針を示しました。
今回は、今後のテレワークについて考えていきましょう。
テレワークのメリット
通勤時間の削減による肉体的負担削減、また精神面においてはストレスの軽減などがあげられます。
通勤時間の削減はテレワークを実施している人であれば必ずと言っていいほどの利点です。
では、実際に働く場所についてはどうでしょうか。
コワーキングスペースなどを利用している場合、自宅ではないことで気の緩みもなく働くことができたのではないでしょうか。
極端な話にはなりますが、条件さえそろえば海外での仕事も夢ではありません。
今後このコロナ禍が終息した場合、県外へ出てみたり、日替わりで勤務場所を移動したりするなど自由な働き方の形式が見えてきたことは、今後の大きな働き方改革に繋がると感じます。
今後起業される方やオフィスの引っ越しなど検討されている方にとってはスペースの節約にもなり家賃価格も抑えられます。
さらにはテレワークが可能な会社とあれば、遠方であっても優秀な人材からのコンタクトも増え会社として採用していく人材のレベルアップもできます。
もっと大きな規模で考えると、車で通勤する際の排気ガス軽減にもつながり環境に優しい社会作りに貢献する会社にもなれます。
現在目の当たりにしているコロナ禍においても、テレワークの環境が整っていれば従業員やその家族の安全も守れることとなるでしょう。
テレワークのデメリット
メリットばかりに目を向けていても仕方がありません。
勤務地が自由に選べるということは会社への出社がないということになります。
しかし、本当に「テレワーク=出社しなくていい」になるのでしょうか。
経験した方、検討されている方は気付いているはずですが、あらゆる業務でのペーパーレス化は必要な対策のひとつです。
紙を印刷して顧客に送らなければならない、会社に届く用紙を確認しなくてはいけないでは、元も子もありません。
特に日本は印鑑の文化が根強い国です。
自社は印鑑レスにしたがクライアント側がペーパーレスや印鑑レスを認めないとなると、なかなか解決に至りません。
ですが、4月14日のIT担当大臣の発言がきっかけになったGMOの印鑑廃止により、この印鑑問題について日本は大きく変わっていくのでないかと思われます。
印鑑問題やペーパーレス化、これは会社の協力なくしては実現できないため会社へ判断がゆだねられます。
ただ今まさに大きく変ろうとしているこの時代に、見直すことは誰もが気付いていることでもありもはや時間の問題ではないでしょうか。
電話業務が必要な場合
ひとつ難しいのが、電話環境です。
自宅やカフェスペース、コワーキングスペースの利用で仕事をすることに問題はないと分かったものの、電話においては個人のスマホを使うよりほかありませんでした。
とはいえ個人的な電話番号を営業や顧客のために知らせるわけにもいきません。
せっかくのテレワークも大事な電話のために出社していては余計に心労が重なってしまうことになりかねませんね。
最近ではそスマホにアプリを入れるだけで使える、クラウド型ビジネスフォンもあります。
テレワークでなくても便利な仕様となっているため、今後の新しい働き方には有用であると考えます。
これからの新しい働き方
テレワーク、うまく取り入れることができれば明るい社会が想像できます。
使い方次第では誰もが自由な時間を得ることができ、ストレスの削減、業務効率の向上まで見込めます。
コロナ禍で気が滅入ってしまいがちですが、幸いにもいいことも見えてきました。
通勤時間削減で生まれる家庭での時間の過ごし方、趣味に充てる時間も増え、自由な環境で働くことができる可能性も。
仕事に役立つ勉強の時間に充てることもでき、将来的にはスキルアップにより会社へ貢献できることも考えられます。
今一度テレワークを見直してみてはいかがでしょうか。
電話環境でお悩みの方はこちらをご覧ください。