本記事では、ビジネスフォンの導入や更新時に知っておくべき各社PBXメーカーの特徴をお伝えしていきます。
ちなみに、PBXとはビジネス用の電話機に内蔵されている電話(構内)交換機を指します。
主要4メーカーの機能や料金の比較に加えて、端末不要でビジネスフォンが使えるクラウドPBXについても言及しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
PBXメーカーを選ぶ際のポイント
PBXを選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
- 自社のニーズを満たす機能を搭載していること
- 提供会社のサポート体制が整っていること
- 導入する台数に見合うコストの製品を選ぶこと
それぞれ詳しくみていきましょう。
自社のニーズを満たす機能を搭載していること
PBXはメーカーによって機能が異なります。そのため、自社のサービスに一致したPBXを導入することが大切です。
まずは導入前に、自社の問題点を洗い出し、内線通話や転送機能など一般的な機能以外にも必要な機能を把握しておくといいでしょう。
コールセンターやサポートセンターであれば、CTIやIVRが必要になる可能性もありますし、複数拠点での利用を考えている場合は、インターネット回線を利用したIP電話の方が安上がりなケースもあります。
用途や前提となる環境によっても機種・メーカーの選択肢は大きく変わってくるので注意が必要です。
提供会社のサポート体制が整っていること
PBXを導入することで、トラブルが発生することも想定されます。
サポート体制が整っていないために、トラブル対応が遅れて、顧客や取引先からの電話に対応できなければ、大切なお客様からの信頼を失いかねません。
システム操作に慣れないスタッフが多い場合には、問い合わせにスムーズに対応してくれ、操作方法の相談が会社を選ぶと安心です。
導入する台数に見合うコストの製品を選ぶこと
最後は、接続したい台数の上限についてです。PBXは製品ごとに接続できる台数の上限が決められています。
ただし、上限が多いほどコストも高くなるため、導入する台数に合ったコストの製品を選ぶことが大切。
10台しか導入予定がないのに上限200台の製品を選ぶのはあまりにもったいので、事前に必ず確認すべきポイントです。
4つの主要PBXメーカーの特徴・価格を紹介
それでは、PBXメーカー主要4社の特徴・価格をご紹介していきます。オンプレミスのビジネスフォン導入の参考にしてください。
NTT東日本/NTT西日本
NTT東日本/NTT西日本は主に大企業向けにPBXを販売しています。
そのため、価格は800万円〜とかなり高額。
本社と支社の電話網をIPネットワークを活用して一元管理できるのが大きな特徴で、バックアップによるデータ保護などのセキュリティ機能も充実しています。
日立製作所
日立製作所も、大規模なPBXの販売が中心で価格は約800万円〜とこちらも高額なサービスです。
接続する回線数に応じた柔軟な対応が可能で、自然災害による被害を受けた際にも迅速に復旧できるようバックアップなどに対応しています。BCP対策もでき、安心して利用ができます。
富士通
富士通のPBXは大規模から中規模企業向けのサービスで、約150万円から販売しています。
社内の業務システムや他社製品とのデータ連携が簡単で、こちらもバックアップを活用した災害時の速やかな復旧にも対応しています。
NEC
NECは、中規模から大規模のPBXを販売しています。
価格の相場は約60万円で比較的リーズナブル、今回の4社の中ではもっとも導入がしやすいPBX。
チャットやメールとの連携や留守番電話などの幅広い機能が特徴で、豊富な機能と高い拡張性が魅力です。
長期的に利用するならクラウドPBXを検討しよう
ここまで従来通りのPBXをご紹介してきましたが、今はクラウド型のPBXも一般的になってきており、PBXを新規で導入する際には、メリットの多いクラウドPBXも検討すべきです。
どんなところが優れているのか、クラウドPBXの特徴を3つご紹介します。
クラウドPBXは初期費用・導入コストが安い
一つ目のメリットは、初期費用や導入コストが安い点です。
これまでのPBXはオフィスに主装置を設置しなければならず、そのためには工事費用がかかりますし、そもそも高額な専用端末も複数必要になるため、大きな初期費用がかかるケースが一般的でした。
一方で、クラウドPBXの場合は、電話回線工事、リース契約などがなくなるため、導入にかかるコストが安くなるだけでなく、導入までの時間も大幅に短縮することができます。
クラウドPBXならスマホを内線として利用できる
外線、内線や転送など、これまでのビジネスフォンで使っていた機能を保有するクラウドPBXを利用すれば、今まで通り社員全員で電話応対をすることが可能です。
また、クラウドPBXは、スマートフォンに専用アプリをインストールするだけで利用することが可能。端末が不要で、場所にしばられずにビジネスフォンが利用できるため、外出先や在宅ワークでも重宝するでしょう。
クラウドPBXは機能が豊富で拡張性が高い
提供している会社ごとにサービス内容が異なりますが、クラウドPBXは生産性アップや受電効率化に便利なシステムを搭載しており、無料で使うことができます。
例えば、
・電話番号の一元管理
・通話音声の録音
・コールフロー、音声ガイダンス
さまざまなシーンで使える機能が豊富に用意されているだけでなく、データはすべてクラウド上で管理されているため、端末や電話番号の追加にも柔軟に対応が可能です。
おすすめのクラウドPBXは「トビラフォンCloud」
最後におすすめのクラウドPBX、トビラフォンCloudについてご紹介していきます。
社内の電話をすべて集約して管理できる
クラウドPBXを使うことで、電話を一元管理でき、すべてのビジネスフォンをスマホアプリで利用することができます。
代表電話や本社電話、支社電話などバラバラに管理していた電話を一括で管理したいといったニーズにも応えることが可能です。
一元管理することで取引先の電話番号を共有できるだけでなく、電話業務を可視化が可能。
発着信や通話時間をダッシュボードで管理し、マネジメントや社員教育に活用が可能なため、リモートワークやハイブリッドな働き方にも便利です。
通話録音機能で聞き逃し防止
トビラフォンCloudには基本機能に通話録音機能が搭載されています。
通話に集中して聞き逃してしまうことがあったり、外出中でメモがとれない場合などもありますが、録音データを聞き返すことで、内容を振り返ることができ、電話をかけ直して再確認することも不要になります。
また電話で多い「言った、言わない」というお客様とのトラブルが発生した際に、録音データをダウンロードして活用することで、すぐに解決できる場合も多くあります。
迷惑電話フィルターで不要なセールスはシャットアウト
迷惑電話フィルターは、悪質な迷惑電話や営業電話を自動でブロックすることができる機能です。
トビラフォンCloudに登録された30,000件以上の迷惑番号リストと照合し、迷惑電話ならブロックを実行。
不要なセールス電話もシャットアウトでき、不要な電話応対や取次にかかっていた作業がなくなるため、大幅な業務効率アップにつながります。
PBXはクラウドの時代。おすすめは、トビラフォンCloud
PBXの主要4大メーカーの比較と、クラウドPBXのご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
これから、PBXの導入を考えているという場合は、クラウドPBXを選択肢の一つに入れるのが間違いなくおすすめです。
オフィス内でしか使えなかったビジネスフォンがどこでも使えるようになり、さまざまなコストを無料にできる可能性もあります。
受電効率化や生産性アップまでを実現するなら、もっともおすすめしたいサービスはトビラフォンCloud。
設定が簡単で、音声品質にも定評があるサービスです。
トビラフォンCloudのより詳細なサービス内容は以下のページを参考にしてください。
https://tobilaphone.com/biz/cloud/